〈検索 Advent Calendar 11日目〉Google透明性レポート セーフ ブラウジング: 不正なソフトウェアとフィッシングについて
この記事は検索 Advent Calendar 11日目の記事である。
透明性レポートとは
透明性レポートとは透明性レポートとは、政府や企業のポリシーや行動がプライバシー、セキュリティ、オンライン情報へのアクセスにどのような影響を与えるかについてまとめたものである。
Googleの透明性レポートは主に3つのカテゴリに分けられている。
- Security and privacy(セキュリティーやプライバシーに関わるもの)
- Content removal(コンテンツの削除に関するもの)
- Service disruptions(サービスの中断やトラフィックに関するもの)
透明性レポートについては過去のブログでも書いている。 sakura818uuu.hatenadiary.com
Google透明性レポート セーフ ブラウジング: 不正なソフトウェアとフィッシング
今回はGoogleの透明性レポートの中でもセーフ ブラウジング: 不正なソフトウェアとフィッシングについてみていく。
URL:
https://transparencyreport.google.com/safe-browsing/overview?hl=ja&webmasters=dataset:0;start:1148194800000;end:1504422000000&lu=webmasters
セーフブラウジングとは
透明性レポートの中ではセーフブラウジングを以下のように説明している。
Google のセーフ ブラウジング サービスは、数十億件の URL とそのページ上のソフトウェアやコンテンツを調査して、安全ではないウェブサイトを探します。個人情報を不正入手するウェブサイトに移動しようとした場合や、パソコンを乗っ取るように設計されたソフトウェアをインストールしようとした場合、ユーザーに警告を表示します。セーフ ブラウジングは毎週、何十億台もの端末を保護しています。
セーフブラウジングによって毎日数千件安全ではないウェブサイトが新たに検出される。
安全ではないウェブサイトの検出件数(1 週間あたり)のグラフをみると、フィッシングサイトの件数は年々徐々に増加しており、ときに50000件も超えるときもある。
セーフブラウジングで危険と判断されたサイトの数のグラフをみると2016年ごろからフィッシングサイトが急激に増加しているのが分かる。
不正なソフトウェアをホストするサイトの検出件数(1 週間あたり)のグラフをみると、不正使用されているサイトは一番ピークだった2009年から2010年に比べると徐々に減少してきているが依然として25000件を超える週も多い。