検索のTED紹介:グーグルが向かう未来

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2014年のTEDでチャーリーローズがインタビュアーで、Googleの共同創業者のラリーペイジがインタビューを受けている形式である。Googleの検索について語られていたので検索に関する部分を少しメモをする。

Googleが昔に定めたミッションは、世界中の情報を整理し誰でも使えて便利にするというものだったが、いまはラリー・ペイジ自身もよく自問するがよくわからない。検索は深い意味をもっている。検索は自分が何を求めているのかを理解し、世界の情報を理解する、それは出発点である。そしてクレイジーなことである。Googleは15年検索に取り組んできたが全く完成に近づいていない。完成していない理由のひとつはコンピュータがだめだからである。コンピュータはユーザーがどこにいるのかも何をしているのかも何を知っているのかもわかっていない。Googleが最近やったのはユーザーのコンテキストを理解するということである。GoogleNowはユーザーの位置情報も知っているし、何を必要とするのかも知っている。でもまだ本当にコンピューターがユーザーを理解し、情報を理解するところまでは行っていない。まだまだ洗練されていない。声による検索は重要だが今の音声認識技術はそれほどでもない。それを改善するために機械学習を研究して、それは大変有効であった。私たちは検索から出発してユーザーのコンテキストや情報を理解してこようとしたが、それに関して一つ見ていただきたい動画がある。

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これはケニアのあるひとりの青年が畑に植えているじゃがいもに関して検索する話だ。じゃがいもが枯れる原因がわからなくてインターネットで検索してみた。そして、検索結果に書いてある情報を参考にしたところ無事じゃがいもは枯れなくなった。この経験から青年はインターネットをすごいと感じ、どんどんインターネットと検索によって世界を広げていった、という話だ。

このTEDの動画の後半では、気球でどこでもネットにアクセスできるようにする「ルーン・プロジェクト」やインターネットのセキュリティやプライバシー、検索履歴に関する話もされている。