Google検索のインフルエンザに関するクエリ検索結果1位を調査する

Google検索で医療系のクエリを入力したときに検索結果1位に怪しいものが出てくることがある。ここでいう怪しいとは、記事の中身の検証が不十分であったり、情報の正確さが保証されていない、情報の出典に欠けていることを指す。

それぞれのWebページの怪しさについて検証することも大事だが、今回はまずGoogle検索でインフルエンザに関するクエリ100個を入力したとき、検索結果1位にどんなものが表示されるのかを調べる。

検証環境:2017/11/04 Google検索 PC シークレットモード
* クエリは基本的にサジェストででてきたものを使用している

データについてはこちらのリンク( https://docs.google.com/spreadsheets/d/14-5XnDFdXTBVQ_7RAg-vKzbvZs6rb9xHyjyKJryecHI/edit?usp=sharing )

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上記の画像は、Google検索でインフルエンザに関するクエリ100個を入力したときの検索結果1位1をサイト別にまとめたものだ。
公的な機関に関するページは、東京都感染症情報センターは6つ、厚生労働省は5つ、国立感染症研究所は2つであった。
以前、Google検索で検索結果1位にNAVERまとめがくるクエリを調査したことがあったので今回もNAVERまとめが上位にくるかと思った。しかし、今回の100個クエリの中ではNAVERまとめは5つであり個人的な予想よりも少なかった。
sakura818uuu.hatenadiary.com

また、元データの個人的な感想にも記しているが、(だぶっているものもあるが)半数近くのWebページの情報の出典が欠けており、多少信頼性に欠けているように感じた。薬剤師や医師が監修していると表記しているサイトもいくつか見られたが、それをそのまま鵜呑みにしていいものかもどうかも難しいところだ。

以前辻さんが医療情報の検索結果に関する記事を書いていたのをみてうらやましいとすごく好きという2つの感情を抱いたことがある。私もいつかこういう継続的な調査をしてその結果をまとめたい。 webweb.jp

医療情報の検索結果は難しいし今もまだ色々問題はあるけど、どんどん検索エンジンが成長してある意味での正解に近づいていったら嬉しい。

私は今すぐにGoogle検索のアルゴリズムを変えることも出来ないし、公的な機関のWebページで医療情報コンテンツを作ることも出来ないけど、何か検索について気づいたことがあればブログやフィードバックで何かしら伝えていけたらいいなと思う。